※本記事は、筆者自身の長年の運動経験や身体感覚に基づく「個人的な考え方・トレーニング哲学」をまとめたものです。
医学的助言や特定の運動方法を推奨・否定するものではありません。
身体の状態や年齢、運動歴には個人差があるため、実践する際はご自身の判断と責任のもとで行ってください。
――信仰と身体のあいだで(対談)
A(ストレッチ信仰側)
やっぱり怪我予防にはストレッチって必要ですよね?
運動前後にちゃんとやらないと。
B(自分)
その「必要」って、誰にとって?
A
いや、一般的に、です。
筋肉を柔らかくして、可動域を広げておかないと危ないじゃないですか。
B
じゃあ聞くけど、
動物はストレッチしてる?
A
……いや、動物はしませんけど。
でも人間は違いますよね。
B
違わない。
人間だけが動かなすぎる生活をしてるだけ。
A
でも8時間座ったりするじゃないですか。
そういう生活だと、ストレッチで戻さないと。
B
戻す必要があるのは同意。
でも「伸ばす」必要はない。
A
え?
戻す=伸ばす、じゃないんですか。
B
違う。
戻すっていうのは
動きの中で元の可動域を使うこと。
立つ。
歩く。
少し大きく動く。
呼吸が変わる。
関節が目を覚ます。
それだけでいい。
A
でも、それって時間かかりません?
B
かかるよ。
だから多くの人はやらない。
代わりに
「止まって引っ張る」方を選ぶ。
A
ストレッチが悪いってことですか?
B
悪くない。
向いてない人がいるだけ。
A
向いてない人?
B
自分みたいに
- 日常的に動いてる
- 立ち上げを徐々にやってる
- 可動域をフルで使ってる
こういう人間にとっては
静的ストレッチは余計。
A
でも柔らかい方が良くないですか?
B
柔らかさは目的じゃない。
動けることが目的。
A
でもトップアスリートもストレッチしますよ?
B
してない人も山ほどいる。
すごいタイムで走るけど
ストレッチ一切しない人も普通にいる。
彼らがやってるのは
「準備」であって
「引き伸ばし」じゃない。
A
じゃあ、ストレッチって何なんですか?
B
生活の歪みを帳尻合わせするための
補修作業。
トレーニングじゃない。
A
それ、極端じゃないですか。
B
極端なのは
「誰にでも必要」って言い切る方。
A
じゃあ、結局どうすればいいんですか?
B
簡単。
- 急にやらない
- 徐々にやる
- 動きの中で可動域を使う
- 違和感の手前で止める
これができてるなら
静的ストレッチはいらない。
A
やらない判断もトレーニング、ってことですか。
B
そう。
むしろそこからが本番。
A
最後に一言ください。
B
ストレッチをやめたんじゃない。
必要なくなっただけ。
動けてるなら、
それがすべて。
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